ゴスペルの歌い方で大切なこと

g3

ゴッドスペル、よい知らせという言葉が変化したことで生まれたとされるゴスペルは歌詞も明るいものが多く、何よりも楽しんで歌うことが大切です。基本的な歌い方は他の音楽の歌唱法と変わりませんが、ゴスペルならではのエッセンスというものもあります。

まず大切なのは腹式呼吸です。これはどんな歌でも基本になるもので、ゴスペルを歌う際にも喉の負担を軽くしてロングトーンの持久力を上げるためには必須のテクニックです。
あくまでも呼吸をしているのは肺ですが、腹式呼吸では空気の出し入れをお腹で手助けしてあげる方法で、より深く大きく息を取り入れることができるようになります。
おへその下辺りにある丹田と呼ばれる部位を意識して、ポンプのように押したり出したりして呼吸をするようにしましょう。お腹から声を出すためには腹式呼吸が大切です。

そうして出した歌声は、ソプラノとアルトとテナーの三声に分かれてコーラスを奏でます。
ゴスペルで大切なのはその調和です。ただ一人で歌うだけならばどうアレンジしようか、どこでビブラートを効かせようかなどといろいろと考えることがありますが、ゴスペルは個を生かしつつ一緒に和も保たなければなりません。
独唱とは違い歌声を重ねていくことが難しく、そして面白い部分です。人の声をよく聴いて、自分が自分がと前に出すぎて和を乱さないようにメロディーを重ねる歌い方をしましょう。
上達してテクニックが身についてくると、即興でハモれるようになったりしてさらにゴスペルが楽しくなります。

また特に重要なのがリズム感です。
ゴスペルは体全体で歌を奏でるものですので、直立不動にならないように楽しさを全面に出して体で表現するように歌いましょう。そして笑顔です。
ゴスペルにはいろいろな曲がありますが、どんなに悲しい曲であってもそのほとんどに必ず希望が込められています。前向きな願いを表現できるように歌詞の意味を理解して、そのメッセージを表情で表すようにしましょう。

聴いてる人に感情が伝わることを意識して、笑顔で楽しくゴスペルを歌ってください。

タイトルとURLをコピーしました