切ない歌の正しい歌い方!?

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切ない歌の正しい歌い方!?

歌はシンガーの気持ちを乗せて歌うことができます。

もっと言うと、
作曲者や編曲者の気持ちも乗せることができます。

さらに言うと、
聞いている人の気持ちも乗せて、
さらに増幅して表現することが可能です!

表現の媒体として、
歌はとても強力で
計り知れない可能性を秘めています。

ところが、「切ない歌」

これを歌う時には、
少しだけ注意が必要です。

明るい歌や、元気になる歌、
単に暗い歌や悲しい歌とは違って、
「切ない歌」には独特のコツがあります。

さて、それはどんなコツなのでしょうか?

もったいぶらずに答えからいきましょう!

 

【相手を切なく思う】

不思議なもので、
切ない歌に共感すると、
自分が切なくなります。

観客側にいるときは、
大いにこの感情に身を任せ、
時には涙を流して、
心のデトックスをしてください。

でも、歌い手側になると、
切ない気持ちになりすぎてしまうと
途端にその気持ちは伝わらなくなります。

なぜなら、

「切なくなりたいのは観客だから」

歌い手が切ない気持ちになりすぎてしまうと、
切なくなりたい観客は逆に
切なくなれないのです。

だって、切なそうな人を見ると、
切なくなるというより、
かわいそうとか、残念とか、
そういう気持ちの方が強く浮かびませんか?

切ないという感情は
かなり繊細な感情なので、
歌い手が切なくなってしまってはダメ。

観客を切なく思う感じだと、
とっても強力に響く歌になります。

ちょっと専門的なお話でしたが、
よりよい「切ない歌」を目指す
シンガーの方々に
少しでも参考になれば幸いです!

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