はじめての作詞

  • Endo
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「プロの作詞家になりたい」「一曲でいいから自分の作品をプロのヴォーカリストに歌ってほしい」「あの作詞コンテストに入賞したい」「友だちといっしょにやっているバンドの詞を書けるようになりたい」「自己流で詞を書いているけれど、プロから見ると自分の作品がどのように見えるのか知りたい」「いつか自分で作った歌でデビューしたい」「勉強して歌詞を書けるようになったら、だれかに曲を付けてもらいたい」「歌詞なんて、本当にまったく書いたことがないけれど、面白そうだから書いてみたい」
 
これらのコメントは、作詞レッスンをはじめようと思った、その動機をレッスン生の皆さんに尋ねた結果の一部です。
 
 
実は、このような動機を知ると、講師としてはその人に対してのレッスンがとてもやりやすくなるのです。
 
例えば「プロになりたい」のであれば、そのためには何が必要で、どのようなことをしていけばいいのか、それを伝えていくことが講師のつとめであると、講師自身も自分の役目を把握し、その役目に自信がもてるからなのです。
 
 
ただ動機を聞いたうえで、講師を務めてきて経験上言っておきたいことをひとつ。
 
それは、少しだけ上の目標を持ってみた方が、作詞のレッスンは楽しくなりますよ、ということ。
 
「歌詞を書けるようになったら、だれかに曲を付けてもらいたい」のであれば、「それを誰かに歌ってもらいたい」……そして、「その歌が世の中に出ていったらいいな」……というように。
 
そのお手伝いをするのが私たち講師の役目であり喜びでもあるのです。