こんにちは、たーなー先生(田中直人)です。ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきました。テレビ東京『THEカラオケ★バトル』の優勝者・新人王・U18四天王の指導もしています。
「自分の音程が合っているのか分からない」——レッスンでよくいただくご相談です。自分の声は、自分の耳では正しく聞こえません(くわしくは自分の声を録って聴く方法の記事へ)。
だからこそ、声の高さを目で見られる「ボイスチューナー」は、独学の強い味方になります。この記事では、画面の見方と、ズレを直す練習の順番をお伝えします。
結論:ボイスチューナーとは
- 歌った声の高さ(音程)を、ドレミや針・線で画面に見せてくれる道具です。スマホのアプリで無料で使えるものがあります。
- 使い方の基本は「1つの音を伸ばして、針が真ん中で止まるまで合わせる」こと。1日5分、ド・ミ・ソの3つの音から始めます。
- チューナーで分かるのは「高さ」だけです。ズレの原因(息・喉の力み・耳)までは分かりません。
原因を知りたい方は、25分の体験(オンライン)で声を聞かせてください。
ボイスチューナーで分かること・分からないこと
ボイスチューナーは、楽器のチューナーと同じしくみで、マイクに入った声の高さ(周波数)を読み取り、いちばん近い音の名前と、その音から高いか低いかを表示します。
| 分かること | 画面の例 |
|---|---|
| いま出している音の名前 | 「ド(C4)」などの表示 |
| 高い・低いのズレ | 針が右なら高い、左なら低い/線が上下にぶれる |
| 音が安定しているか | 針や線がふらふらしないか |
| 自分の声の出る範囲(音域) | 一番低い音と一番高い音のメモ |
分からないこと:
- なぜズレるのか(息が足りない、喉に力が入っている、耳で音を取れていない、など)
- 声の音色(響き・明るさ・息もれ)
- 歌の中での音程(速い動きは、チューナーの表示が追いつかないことがあります。音程の揺れは音程を安定させる記事、カラオケの音程正確率は音程正確率の記事へ)
たーなー先生のレッスンでは、たーなーメソッド「100×100」で声の特徴を100の項目で分析し、1万通りの組み合わせからその人に合った練習を選びます。チューナーが見ているのは、そのうちの「高さ」の1項目だけ、と考えてください。
画面の見方:針が「真ん中で止まる」が合格
多くのチューナーは、真ん中が「ぴったり」、右が高い、左が低いという表示です。目安は次のとおりです。
- 真ん中で2秒止まる:合っています
- 真ん中の近くで小さく揺れる:ほぼ合っています。揺れを小さくするのが次の目標
- 左右に大きく振れる/別の音名が出る:まだ合っていません。音を1つ下げて、楽に出せる高さから始めましょう
※表示の細かさ(セント)の目盛りは道具によって違います。最初は「真ん中で止まるかどうか」だけを見れば十分です。
ズレを直す3ステップ(1日5分)
ステップ1:話し声の高さを知る(1分)
いつもの話し声で「あー」と言い、出た音名をメモします。ここがあなたの「楽に出せる高さ」です。
ステップ2:1つの音を伸ばして合わせる(3分)
ステップ1の音から、ド・ミ・ソの3つの音を選び、1音ずつ4秒伸ばします。針が真ん中で止まるまで、少し高く・少し低くを探ります。合わせるときは、喉で押し上げず、息の量を一定にするのがこつです。
ステップ3:録音して聴き比べる(1分)
合った声をスマホで録音し、合わなかった声と聴き比べます。目(チューナー)と耳(録音)の両方で覚えると、チューナーがなくても音を取れるようになっていきます。
続け方:毎日、同じ時間に5分。うまくいった音名を1行メモ。1週間たったら、3つの音を半音ずつ上げ下げしてみましょう。
何度やっても針が止まらない音があるなら、原因は耳ではなく息や喉の使い方かもしれません。25分の無料体験で講師が声を聞いて、いま一番効く練習を1つお伝えします。体験を申し込む
無料で使えるボイスチューナーと練習の道具
自社アプリ『毎日ボイトレ』(iPhone・Android)
ATOボーカルスクールが作ったボイトレアプリです。声の高さを画面で見ながら練習できます。無料で始められます(有料プランの内容はアプリ内でご覧いただけます)。くわしくは無料アプリ『毎日ボイトレ』の案内へ。

いま使っているものでも練習できる道具
| したいこと | 道具 | 使い方の一言 |
|---|---|---|
| 録音して聴く | スマホの録音アプリ(iPhoneの「ボイスメモ」など) | 合った声と合わない声を聴き比べる |
| リズムを合わせる | メトロノームのアプリ、iPhoneの「GarageBand」 | BPM120で手をたたきながら歌う |
| 曲で試す | カラオケアプリ(「ポケカラ」など) | キーを下げて、楽な高さで1曲 |
※アプリの名前・料金・機能は変わることがあります。入れる前に各ストアのページでご覧いただけます。
たーなー先生のレッスンから:チューナーで伸びる人・伸び悩む人
伸びる人は、チューナーを「答え合わせ」に使います。先に耳で音を思い浮かべてから声を出し、合っていたかを画面で確かめる。この順番なら、画面がなくても音が取れるようになります。
伸び悩む人は、画面を見ながら声を動かして合わせます。合わせ方が「目で追いかける」になり、カラオケの画面がない場面では元に戻ってしまいます。
もう一つ多いのが、高い音を喉で押し上げて合わせるくせです。針は真ん中に来ても、喉が締まって声が細くなります。こうなったら音を下げて、楽な高さで合わせ直してください。
よくある質問
- Q. ボイスチューナーとは何ですか?
A. 歌ったり話したりした声の高さ(音程)を読み取り、音の名前と高い・低いのズレを画面に表示する道具です。スマホのアプリで無料で使えるものがあります。
- Q. チューナーの針が止まりません。音痴でしょうか?
A. すぐに音痴とは言えません。息の量が一定でない、喉に力が入っている、高すぎる音から始めている、のどれかで揺れることが多いです。楽に出せる高さの1音から合わせ直してください。
- Q. チューナーだけで歌は上手くなりますか?
A. 音程の答え合わせには役立ちますが、ズレの原因や声の響きは分かりません。録音して聴くことと組み合わせ、原因が分からないときは専門家に一度聞いてもらうのが近道です。
- Q. 楽器用のチューナーでも使えますか?
A. 使えます。ただし声は楽器より揺れやすいので、表示が落ち着くまで4秒ほど伸ばしてから見てください。
- Q. ATOの無料体験では何をしますか?
A. オンライン(Zoom)で25分。話し声と好きな歌を少し聞かせていただき、声のタイプと、いま一番効く練習を1つお伝えします。料金は月4回16,500円(税込)、入会金5,500円は体験の当日のご入会で0円です。
自分で音程を確かめたい方は音痴診断の記事もどうぞ。
まとめ
- ボイスチューナーは、声の高さを目で確かめる道具。針が真ん中で2秒止まれば合格
- 練習は「話し声の高さを知る→1音を伸ばして合わせる→録音して聴き比べる」の1日5分
- チューナーで分かるのは高さだけ。ズレの原因は、声を聞けば分かります
ズレの原因を、25分で一緒に見つけませんか?
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