【鼻腔共鳴とは】鼻腔共鳴の仕組みと説明【ボイストレーニング 】

ボイストレーニング
田中直人

日本テレビ「ZIP!」 など多数出演
ATOボーカルスクール 代表
田中直人(プロフィール)

こんにちは、田中直人です。

私はプロのボイストレーナーとして、25年間で1万人以上の歌唱指導(ボイトレ)をしてきました。

今回は、鼻腔共鳴について、より深く解説していきたいと思います。

鼻腔共鳴本当に良く聴きますよね。

でも実際簡潔に説明できる人は、ほとんどいないと思います。

鼻腔共鳴、しっかりと仕組みを理解して、声にいかすことが出来れば、あなたの声は飛躍的に魅力を増していきます。

しっかりと学んで、あなただけの素敵な声をつくりましょう。

今まで、25年間たくさんの生徒さんに、教えてきたノウハウを集結して、じっくりと鼻腔共鳴を解説していきます。

今回のタイトルは、【鼻腔共鳴とは】鼻腔共鳴の仕組みと説明【ボイストレーニング 】です。

  • 鼻腔共鳴とは何かを知りたい
  • 鼻腔共鳴の仕組みと説明を知りたい
  • 鼻腔共鳴ボイストレーニングを知りたい

1.鼻腔共鳴とは

鼻腔共鳴とは、鼻腔という鼻の奥の空間を使って、声を共鳴させることです。

なぜなら、声を出すために大事な共鳴腔として、咽頭腔、口腔と共に鼻腔があるからです。

皆さん鼻腔共鳴聴いたことありますでしょうか。

恐らくこのブログにたどり着いて、鼻腔共鳴の記事を見ているという事は、とても鼻腔共鳴に興味がある方だと思います。

「鼻腔共鳴さえできれば、上手くなるのに」とか言われてこの記事にたどり着いたのではないでしょうか笑。

それくらい、鼻腔共鳴重要です。

私は共鳴を良く料理に例えるのですが、咽頭腔共鳴は、料理する材料の素材そのもの。

口腔共鳴は、煮たり焼いたり蒸したりの調理過程。

そして、鼻腔共鳴は、塩やソースなどの味付けと説明しています。

例えば、チキンソテーで考えてみましょう。

良い鶏を最高の状態で素材として用意して(咽頭腔共鳴)、全体に火が通って、各部位が最高に美味しい状態になるように、丁寧に焼いて(口腔共鳴)

ここで、食べてみたらどうでしょうか。

このまま、食べることはまず可能です。

素材そのままの味わいと、調理の腕は堪能できます。

でも、もっと美味しくするために、塩や、ソース、醤油や、クレイジーソルト、胡椒や独特のスパイスを使ったらどうでしょう。

料理として、その人の表現したい味が完成します。

歌も表現力、味付けが重要なのです。

これをつかさどるのが、鼻腔共鳴です。

素材そのままを頂くことも、良いことなので、鼻腔共鳴は、最終調整です。

歌手の個性によって、その使い方は、様々に進化しています。

「鼻腔共鳴さえできれば、上手くなるのに」の意味が分かってきたでしょうか。

味付けとても重要ですよね。

アマチュアの人の歌には、最も足りない機能かもしれません。

歌の味付け、声の味付け、表現力、個性、ストーリー。

美味しい素材を調理した先の、最終工程。

ここがプロ歌手との大きな違いになってきます。

逆に鼻腔共鳴まで考えて、声を出しているという事は、かなりプロフェッショナルに近い存在もしくは、プロと言えます。

この後さらに、鼻腔共鳴について、じっくりと考察していきます。

鼻腔共鳴出来ているかわからないという意見もありますが、その通りと思います。

正直自分では、中々わからないと思います。

まずは自分の声を録音・再生して、プロの声と比べるところからはじめましょう。

何か違うなと感じたら、鼻腔共鳴が原因の可能性があります。この後の章で、解説とトレーニング方法をお伝えしていきます。焦らずじっくりと、読み進めて行きましょう。

声を出すために大事な共鳴腔として、咽頭腔、口腔と共に鼻腔があるので、鼻腔共鳴とは、鼻腔という鼻の奥の空間を使って、声を共鳴させることです。

2.鼻腔共鳴の仕組みと説明

鼻腔共鳴の仕組みを分かりやすく説明すると、鼻の付け根や、仮面舞踏会などのマスクの中へ歌うイメージで声を出します。

なぜなら、簡単に鼻腔共鳴のイメージを掴むことが出来るからです。

鼻腔共鳴の仕組と解説。

どんな声でしょうか。

まずは、お手本を聴いてみましょう。

Aureliano Pertile – Ah!Manon,mi tradisce ( Manon Lescaut – Giacomo Puccini )

Aureliano Pertile – Ah!Manon,mi tradisce ( Manon Lescaut – Giacomo Puccini )

どのように聴こえるでしょうか。

すべての音が口から出ているというよりは、鼻の奥に響かせて、オブラートに包んだ声が、口と鼻両方から発声されているという風に聴こえませんか。

この出し方を実現することで、高音から低音まで、美しく奥行きのある声を出すことが出来ます。

そして、このイメージで上手く発声するためには、世界3大ボイストレーナーと言われている、フレデリック・フースラー先生による、アンザッツがまたしても登場します。

こちらのアンザッツの3aに音をおくイメージで発声します。

これは、図でもわかる通り、まさに鼻腔をホールとして、一番響かすことが出来るような、ポイントになっています。

声帯から、様々な共鳴腔がありますが、一番遠い場所になります。

鼻腔もホールとして、そして、声帯からの全ての共鳴腔もホールとして使える、とても充実した声になります。

鼻腔共鳴の仕組みと説明は理解できたが、私に必要でしょうかという意見もありますが、その通りだと思います。

鼻腔共鳴は強制ではありません。

自分がこの共鳴法も自分の個性や歌に必要だなと感じたら、マスターすれば良いと思います。

今の声に満足している、既に自分のメッセージや世界観が完成しているという方は、この仕組みだけ知識として知っておけば十分だと思います。

ボイストレーニングは、まだ未知の世界がほとんどなので、探求すれば探求するほど、面白くなっていきます。

自由自在に歌えるようになるために、どんどん新しいことも学んで、自分なりに取り入れて行きましょう。

簡単に鼻腔共鳴のイメージを掴むことが出来るので、鼻腔共鳴の仕組みを分かりやすく説明すると、鼻の付け根や、仮面舞踏会などのマスクの中へ歌うイメージで声を出します。

3.鼻腔共鳴ボイストレーニング

鼻腔共鳴ボイストレーニングは、アンザッツ3aを意識したハミングからはじめます。

なぜなら、口を閉じるので、鼻の響きが確認しやすいからです。

それでは鼻腔共鳴ボイストレーニングを実践していきましょう。

鼻腔共鳴ボイストレーニング1ハミング

  1. まずは、全身リラックスして、身体の中にあるすべての息を吐ききります。
  2. その後、鼻をメインにゆっくりと大きく、背中のポンプにMAXまで息を吸いこみます。
  3. そして、口を軽く閉じて、アンザッツ3aに音をおくイメージで、自分の最低音から、最高音まで、行ったり来たりハミングしていきます。
  4. この時に響く場所が、移動することを感じながら、それでもしっかりと、アンザッツ3aを中心に、音をおいておけるように、力を抜いて、響きを調整します。
  5. 録音再生をして、美しいハミングが出来ているか、しっかりと確認しましょう。力が抜けて、リラックスして、統一感のある音質や、声量で出来るまで行いましょう。

鼻腔共鳴ボイストレーニング2ハミング&発声

  1. まずは、全身リラックスして、身体の中にあるすべての息を吐ききります。
  2. その後、鼻をメインにゆっくりと大きく、背中のポンプにMAXまで息を吸いこみます。
  3. そして、口を軽く閉じて、アンザッツ3aに音をおくイメージで、自分の最低音から、最高音まで、行ったり来たりハミングしていきます。
  4. その後、ゆっくりと軽く口を開いて、そのままアンザッツ3aに音をおきながら、「まー」と発声し、自分の最高音から最低音まで行き来します。
  5. この時に響く場所が、移動することを感じながら、それでもしっかりと、アンザッツ3aを中心に、音をおいておけるように、力を抜いて、響きを調整します。
  6. 録音再生をして、美しい発声が出来ているか、しっかりと確認しましょう。力が抜けて、リラックスして、統一感のある音質や、声量で出来るまで行いましょう。

鼻腔共鳴ボイストレーニング3鼻濁音

  1. まずは、全身リラックスして、身体の中にあるすべての息を吐ききります。
  2. その後、鼻をメインにゆっくりと大きく、背中のポンプにMAXまで息を吸いこみます。
  3. そして、口を軽く閉じて、アンザッツ3aに音をおくイメージで、自分の最低音から、最高音まで、行ったり来たりハミングしていきます。
  4. その後、ゆっくりと軽く口を開いて、そのままアンザッツ3aに音をおきながら、「んがー(nga)」と鼻濁音を発声し、自分の最高音から最低音まで行き来します。
    ※鼻濁音とは、濁音の子音(有声破裂音)を発音するとき、鼻に音を抜くものを言います。鼻濁音(ガ行鼻濁音)ならば、軟口蓋鼻音[ŋ]です。
  5. この時に響く場所が、移動することを感じながら、それでもしっかりと、アンザッツ3aを中心に、音をおいておけるように、力を抜いて、響きを調整します。
  6. その後、ハミングも入れながら、「んげー(mge)」、「んぎー(ngi)」、「んごー(ngo)」、「んぐー(ngu)」と全ての母音で鼻濁音を発声していきます。
  7. 録音再生をして、美しい発声が出来ているか、しっかりと確認しましょう。力が抜けて、リラックスして、統一感のある音質や、声量で出来るまで行いましょう。

鼻濁音が上手く発声できないという意見もありますが、その通りだと思います。

そんな方の方が多いかもしれません。

鼻濁音は、舌の使い方も含めて、美しい日本語を発声するためには、とても重要です。

是非とも、この練習を通して、鼻腔共鳴ボイストレーニングと共に、鼻濁音による発声もマスター出来るようになりましょう。

今まで苦手だった言葉や響きが、自由自在にコントロール出来るようになります。

未来の自分の理想の声を楽しみに、頑張りましょう!

口を閉じるので、鼻の響きが確認しやすいので、鼻腔共鳴ボイストレーニングは、アンザッツ3aを意識したハミングからはじめます。

まとめ

  • 鼻腔共鳴とは何かがわかった
  • 鼻腔共鳴の仕組みと説明がわかった
  • 鼻腔共鳴ボイストレーニングがわかった

ここまでお読み頂きありがとうございます。

是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。

【鼻腔共鳴とは】鼻腔共鳴の仕組みと説明【ボイストレーニング 】をじっくりと、お教えいたします。

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