結論:K-POPらしく歌うコツは、次の3つです。
- 息の声と芯の声を、1フレーズの中で切り替える(サビ前は息を多く、サビは芯を前に)
- 口を裏拍(「1と2と」の「と」)で動かし、言葉を前のめりにしない
- 韓国語の言葉の終わりの子音(パッチム)は、伸ばさずに「止める」
この3つは、日本語の歌に慣れた人ほど逆になりやすい所です。下の5つの練習を、1日10分から試してください。自分の声に合うK-POPの練習の順番を知りたい方は、無料体験(オンライン25分)で一緒に確かめます。
こんにちは、たーなー先生(田中直人)です。ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導し、テレビ東京『THEカラオケ★バトル』の優勝者・新人王・U18四天王の指導もしてきました。劇団四季・宝塚に進んだ方や現役の方の指導経験もあります。
1. K-POPの歌が「日本の歌い方」だと難しく感じる理由
K-POPの曲は、1曲の中で声の色がよく変わります。ささやくような息まじりの声で始まり、サビでは地声寄りの強い声で高い音を張り、ラップのパートでは細かいリズムで言葉を刻みます。
日本の歌謡曲やJ-POPに慣れた人は、1曲を同じ声の色で歌い通そうとしがちです。そのため「Aメロは息が足りない」「サビは喉が苦しい」「ラップでリズムに遅れる」の3つが同時に起きます。
声の力が足りないのではなく、切り替えの練習をしていないだけ、ということがほとんどです。
2. K-POPらしく歌う5つの練習(1日10分)
練習1:息の声と芯の声を「同じ高さ」で切り替える(2分)
好きな曲のサビの最初の音を1つ選び、その高さで「ハー(息まじり)」→「アー(芯のある声)」を4拍ずつ交互に出します。高さは変えずに、息の量だけを変えるのがポイントです。
切り替えの瞬間に音程が下がる人は、息を混ぜるときに喉の力まで抜けています。おへその下は支えたまま、口の中だけをゆるめるつもりで。
息もれが悩みの方は向きが逆なので、息もれの声を直す記事を先に読んでください。
練習2:裏拍で口を動かす(2分)
メトロノームを1分間に90回にして、「1と2と3と4と」の「と」で手をたたきながら、歌詞を話すように読みます。次に、たたく場所はそのままで、言葉だけを曲のリズムに乗せます。
K-POPのリズムは細かく、日本語の歌のように言葉の頭で「ドン」と置くと、すぐに遅れて聞こえます。言葉の頭ではなく、言葉と言葉の「すき間」で拍を感じるのがコツです。リズムの基礎はリズム感の記事にまとめています。
練習3:言葉の終わりを「止める」(2分)
韓国語の歌詞には、言葉の最後に子音で終わる音(パッチム)がたくさん出てきます。たとえば ㄱ・ㄷ・ㅂ で終わる音は、息を外に出さずに口の形で止めます。日本語のように「ク」「ト」「プ」と母音をつけて伸ばすと、リズムが1つ増えて遅れます。
練習は、パッチムの所で「舌や唇の形だけ作って、声を切る」を1フレーズで5回。止めた分だけ次の言葉が早く出せるので、速いパートほど楽になります。
※ATOの講師は韓国語の先生ではないため、正しい読み方そのものは歌詞の読み方の資料や、韓国語の先生に確かめてください。ATOのレッスンでは「止めた後に声がリズムに戻れるか」を見ます。
英語の歌詞の発音は洋楽の発音の記事へ。
練習4:サビの高音は「前に張る」(2分)
K-POPのサビは、地声寄りの強い声で高い音を張る曲が多いです。喉で押し上げると数回で声がかれるので、口を横に開きすぎず、声を「おでこの前」に当てるつもりで出します。
はじめは原曲より2〜3つキーを下げて、苦しくない高さで「張る形」だけを覚えてください。高さは後からついてきます。高音の土台は高音の出し方、ミックスボイスはミックスボイスの記事に詳しく書いています。
練習5:踊りながらの「ブレス地図」を作る(2分)
踊りながら歌うと、息が足りなくなるのは当たり前です。そこで、歌詞カードに「どこで吸うか」を先に書き込みます。振付の大きな動き(ジャンプ・回る・床に降りる)の直前で吸い、大きな動きの最中は短いフレーズにする、と決めておくと崩れにくくなります。
最初は歩きながら、次に腕だけ振付をつけて、最後に全身で。息つぎの基本は息つぎのタイミングの記事を見てください。
3. 【たーなー先生のレッスンから】まず「声の特徴」を分けてから、曲を決める
ATOのレッスンでは、K-POPを歌いたい方にも、いきなり難しい曲から入りません。たーなーメソッド「100×100」で声の特徴を100の項目で分析し、その方の声が「息まじりに向いているか」「芯の声を張るのが得意か」「リズムの速さに強いか」を先に分け、得意な所が生きるパートから練習します。
同じグループの曲でも、メンバーごとに声の役割が違います。自分の声に近い役割のパートを見つけると、上達が早くなります。
4. オーディションを考えている方へ
K-POPのオーディションでは、歌とダンスの両方を見られることが多いため、「踊りながら息が続くか」の準備が欠かせません。曲の選び方や当日の準備はオーディションのポイントにまとめています。
応募の条件や審査の内容は、オーディションごとに違います。必ず主催の公式の案内で確かめてください。
よくある質問
- Q. 韓国語が話せなくても、K-POPは上手に歌えますか?
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A. 歌えます。歌詞の読み方を覚えたうえで、言葉の終わりを「止める」練習をすると、話せなくても韓国語らしく聞こえます。
- Q. 男性ですが、女性グループの曲を歌ってもいいですか?
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A. もちろんです。原曲のキーのままだと高すぎることが多いので、カラオケでキーを下げて、声の色の切り替えを優先してください。
- Q. 息まじりの声で歌うと、すぐ息が足りなくなります。
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A. 息を混ぜるのは音の出だしだけで十分です。フレーズの後半は芯のある声に戻すと、息が持ちます。
- Q. ダンスの経験がなくても、踊りながら歌う練習はできますか?
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A. できます。歩きながら歌う、腕だけ振付、全身の順に進め、吸う場所を歌詞カードに先に書き込んでください。
- Q. オンラインのレッスンで、K-POPの練習はできますか?
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A. できます。ATOボーカルスクールのレッスンはすべてオンラインです。まずは25分の無料体験で、今の声の特徴を確かめられます。
- Q. 料金はいくらですか?
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A. 月2回11,000円、月4回16,500円、入会金5,500円です。無料体験の当日に入会される場合、入会金は0円です。
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