こんにちは、たーなー先生(田中直人)です。
ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきました。テレビ東京『THEカラオケ★バトル』の優勝者・新人王・U18四天王の指導や、劇団四季・宝塚に進んだ方、現役の方の指導経験もあります。
結論:リップロールは、唇を閉じて「ぶるるる」と震わせながら声を出す、発声前のウォーミングアップです
- 効果:息の量を一定にする練習、唇と顔まわりの力みを抜く練習、喉に負担の少ない音程の練習になります
- できない原因は3つ:息の量が多すぎる/頬や口角が下がっている/唇が硬くなっている
- 何秒できればいい?:まずは5秒を目指します。毎日続けると10秒、15秒と伸びていきます
- できない人は、両手の指で頬を軽く持ち上げて支えると震えやすくなります(自転車の補助輪のようなもの)
- よく似た「タングトリル」は、唇ではなく舌先を震わせる練習です(違いは下の表)
▶ タングトリルとの違いへ ▶ 自分の声に合う練習を確かめたい方は 25分の体験
今回のタイトルは『リップロール&タングトリルとは』です。
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- リップロールの効果をしりたい
- リップロールのやり方しりたい
- 巻き舌(タングトリル)効果のやり方と出来ない場合の練習方法コツをしりたい
1.【リップロールの効果】ボイストレーニングのウォーミングUPに最適

リップロールは、ボイストレーニングのウォーミングUPに最適です。
なぜなら、腹式呼吸のトレーニングと、上半身のリラックス、正確な音程と音域を広げるトレーニングになるからです。
①腹式呼吸のトレーニング
リップロールは、息の吐き出す量をしっかりコントロールすることが必要です。
そのためには、腹式呼吸により横隔膜を使い、スムーズに空気量を調節します。
リップロールは、唇を閉じて行うため、通常の発声時より空気の流れがゆっくりで、息の量を調整する、横隔膜に負荷がかかります。これにより、横隔膜が鍛えられ、滑らかな呼吸が可能となり、腹式呼吸のトレーニングになります。
②上半身のリラックス
歌をうたうときに、呼吸と共に重要なのが、上半身リラックスです。
喉や首周辺だけではなく、特に唇周辺の表情筋を最大限リラックスさせる必要があります。
リップロールは、唇の力を全部抜かなければ、震わせることが出来ません。これをすることで唇と表情筋から上半身全体の力を抜いて、リラックスできるようになります。
また、声帯のマッサージにもなり、声帯周辺の血流がよくなるので、声を出す前に行うと大変なめらかに発声することができます。
③音程を正しく取るトレーニング
リップロールは、声帯だけで音程を作る基礎的なトレーニングになります。リップロールを維持しながら、音程の上下を繰り返すことで、声帯の開け閉めを通して、音程の細かいコントロールが出来る様になります。また、リップロールは唇が閉じている分、大きな声が出ず、自然なボリュームに収まるため、地声から裏声へのチェンジが滑らかに行えます。無理なく滑らかにチェンジを繰り返す事で、性格な音程で、音域を広げる事が出来ます。
腹式呼吸のトレーニングと、上半身のリラックス、正確な音程と音域を広げるトレーニングになるので、リップロールは、ボイストレーニングのウォーミングUPに最適です。
リップロールでのウォーミングアップ方法をもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
2.【リップロールのやり方】できない人が何秒でも出来るようになる方法

リップロールのやり方と、できない人が何秒でも出来るようになる方法を解説します。
なぜなら、リップロールが出来ないのは、次の3つの理由に絞られるからです。
リップロールができない理由
・息の量が多すぎる
・頬や口角が下がっている
・唇が硬くなっている
できない人が何秒でも出来るようになる方法
1.息の量が多すぎる→まっすぐに細く息を出す
2.頬や口角が下がっている→手の指で左右の口角を寄せたり上げながら行う
3.唇が硬くなっている→滑りをよくするために少し唇をぬらしてみる
リップロールのやり方
1.鼻を中心に息を吸う
2.唇を軽く閉じて、少し突き出す。(上唇より下唇の方が気持ち前に出る感じ)
3.閉じた唇の間から息を出して唇を「ブルブル」と振動させる。
4.続くようになったら、音程を自由に上下させながらリップロールを行う。
5.自分の好きな曲のメロディを様々な音域でリップロールする。
振動は緩やかに細かくならないように。良い状態のときは「プルプル」とゆったりと軽やかに回転して聞こえます。できるだけ長い時間続けられること。もし途中で切れてしまう場合は上手くできていません。口周りをリラックスさせましょう。
リップロール出来ているか判断できないという意見もありますが、その通りなので、どうしても気になる方は、25分の体験レッスンで、一度プロのボイストレーナーにみてもらいましょう。
リップロールが出来ないのは、次の3つの理由に絞られるので、リップロールのやり方と、できない人が何秒でも出来るようになる方法を解説します。
リップロールは何秒できればいい?
まずは5秒を目指しましょう。毎日やっていると、10秒、15秒と伸びていきます。長さより、息の量が途中で変わらず、同じ強さで震え続けることのほうが大事です。
どうしても震えない人は、両手の指で頬を軽く持ち上げて支えたままで大丈夫です。はじめて自転車に乗るときの補助輪と同じで、支えたままでも練習になります。
3. タングトリルとリップロールの違い|どっちから練習する?
リップロールとタングトリル(巻き舌)は、どちらも息で何かを震わせながら声を出す、発声前のウォーミングアップです。違いは、震わせる場所です。リップロールは唇、タングトリルは舌先を震わせます。
まずはリップロールから始めるのがおすすめです。唇は自分で見て触って確かめやすく、頬を手で支える補助もできるからです。リップロールで息の量が安定してきたら、タングトリルで舌の力みを抜く練習に進みます。
どちらも、できないうちは喉に力を入れて無理に続けないでください。5秒できたら休む、を毎日くり返すほうが早く身につきます。
タングトリルのやり方と、できないときの練習(舌根ほぐし・舌のストレッチ・「らりるれろ」から始める方法)は、「タングトリル(巻き舌)のやり方と、できない人の練習方法」で詳しく解説しています。
よくある質問
- Q. リップロールとタングトリルの違いは何ですか?
A. 震わせる場所が違います。リップロールは唇、タングトリルは舌先を震わせます。どちらも発声前のウォーミングアップで、リップロールは息の量と顔まわりの脱力、タングトリルは舌の脱力の練習に向いています。
- Q. リップロールとタングトリル、どっちから練習すればいいですか?
A. 自分で確かめやすいリップロールから始めるのがおすすめです。息の量が安定してきたらタングトリルに進みます。
- Q. リップロールは何秒できればいいですか?
A. まずは5秒を目指します。毎日続けると10秒、15秒と伸びていきます。長さより、同じ強さで震え続けることが大事です。
- Q. リップロールができないのはなぜですか?
A. 息の量が多すぎる、頬や口角が下がっている、唇が硬くなっている、の3つが主な原因です。両手の指で頬を支えると震えやすくなります。
- Q. 一人で練習してもできるようになりませんか?
A. 原因が息・唇・舌の力みのどれかで練習の順番が変わります。ATOボーカルスクールの25分の無料体験で、原因と明日からの練習の順番をお伝えします。
- Q. リップロールで唇がしびれたり疲れたりしたら?
A. 力が入りすぎているサインのことがあります。息を弱くして、短い時間で休みながら試してください。痛みが続く場合は無理に続けず、練習を休んでください。
- Q. リップロールは毎日やったほうがいいですか?
A. 発声の前のウォーミングアップとして、短い時間を続ける形がおすすめです。本文の目安(まず5秒、慣れたら10秒、15秒)に沿って伸ばしてください。
まとめ
- リップロールの効果がわかった
- リップロールのやり方がわかった
- タングトリルとリップロールの違いがわかった
ここまでお読み頂きありがとうございます。
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『リップロールが上手く出来ない』という意見もありますが、その通りなので、次の章で、【リップロールのやり方】できない人が何秒でも出来るようになる方法を解説します。