結論:ボイトレは独学でも上達できます。ただし「自分の声の原因」だけは、自分の耳ではほぼ分かりません
- 独学でできること:毎日声を出す習慣、呼吸・ハミング・リップロールなどの基本練習、録音して聞くこと、好きな曲で練習量を積むこと
- 独学で難しいこと:高音が出ない・喉が痛くなる・声がこもる「原因」を見つけること
- 近道:最初に一度だけ、プロに原因を見立ててもらってから独学すると、遠回りが減ります(5章)
ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきて、独学から来られた方の多くは、努力が足りないのではなく、自分の原因に合わない練習をがんばっていました。
こんにちは、たーなー先生(田中直人)です。
ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきました。劇団四季・宝塚に進んだ方や現役の方の指導経験もあり、テレビ東京『THEカラオケ★バトル』の優勝者・新人王・U18四天王をはじめプロアーティストのレッスンも行っています。
この記事では、ボイトレ専門家の私が、ボイトレの独学でどこまでできるかと、伸び悩む人が最初に直すべきことをご紹介します。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。


- 独学でどこまで上達できるか知りたい人
- 独学で伸び悩んでいる人
- 独学とレッスンの組み合わせ方を知りたい人
1.ボイトレ独学でできること・難しいこと
「ボイトレって、独学でもできますか?」ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上の声を見てきた中で、よくいただく質問です。答えは「できます。ただし、できることとできないことがあります」です。
独学でできること:毎日声を出す習慣づくり、発声の基本練習(呼吸・ハミング・リップロールなど)、録音して聞く、好きな曲で練習量を積むこと。
独学では難しいこと:自分の声の「原因」を見つけること。高音が出ない、喉が痛くなる、声がこもる──その理由は人によって違い、自分の耳ではほとんど聞き分けられません。
独学で伸び悩む人の多くは、努力が足りないのではなく、自分の原因に合わない練習をがんばっています。
2.なぜ独学だと伸び悩むのか:自分の声は、自分の耳では正しく聞こえない
自分の声は、口から出て耳に届く音と、頭の骨を通って内側から響く音が混ざって聞こえています。だから録音した自分の声を聞くと「こんな声だったの?」と驚くのです。つまり、歌っている最中の自分の感覚は、外の人に聞こえている声とずれています。独学がむずかしい一番の理由はここにあります。
さらに、「高い声が出ない」という同じ悩みでも、原因は人によって違います。
- 息の量が足りない人
- 喉に力が入って締まっている人
- 響かせる場所がずれている人
原因が違えば、やるべき練習も正反対になることがあります。息が足りない人に必要な練習を、喉に力が入っている人がやると、かえって喉を締めてしまうこともあります。
ATOでは、たーなーメソッド「100×100」で、声の特徴を100の項目で分析し、1万通りの組み合わせからその方に合う練習を選びます。これは裏を返せば、原因の組み合わせがそれだけ多い、ということです。
独学で伸び悩む原因は、人によって違います
同じ「高音が出ない」でも、息の量が足りない人、喉に力が入る人、響かせる場所がずれている人と、原因はさまざまです。無料体験では、たーなー先生が「原因の見立て」と、その場でできる改善までを行います。
3.自宅練習で伸び悩む人が、最初に直すべき3つのこと
延べ5万人以上の指導の中で、独学から来られた方に共通して多いのが、次の3つです。
1.「みんなと同じメニュー」を毎日こなしている
腹式呼吸、リップロール、ハミング、ロングトーン。どれも良い練習です。ただ、動画やアプリで紹介されているのは「多くの人に当てはまる一般的なメニュー」です。自分の原因に合っていなければ、毎日30分続けても遠回りになります。
直し方:練習の量を増やす前に、「自分は何が原因で、どの練習が自分に必要か」を決める。練習は少なくてかまいません。合っている練習を1日5分のほうが、合っていない練習を1時間より前に進みます。
2.「声が出た/出ない」だけで判断している
独学だと、その日の調子の良し悪しで一喜一憂しがちです。でも、上手くなったかどうかは「出た/出ない」ではなく、「楽に出せたか」「同じように何度も出せるか」で見るものです。
直し方:スマホで録音し、同じフレーズを1週間前の録音と聞き比べる。目標も「サビの最高音を喉が痛くならずに3回続けて出す」のように具体的にする。
3.喉が疲れるまで練習している
「がんばった分だけ上手くなる」と思って、喉が痛くなるまで歌ってしまう方は少なくありません。練習するほど喉が疲れる場合は、がんばる方向がずれているサインです。
直し方:喉に痛みや疲れを感じたら、その日はやめる。痛くなる歌い方そのものを直すことが先です。詳しくは「喉が痛い喉声を治す、喉を痛めない歌い方」の記事をご覧ください。痛みが続く・声が出ないなどの場合は、まず耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
自己流のまま続けると、悪いくせが固まったり、喉を傷めたりすることがあります。痛みがある日は、思い切って休みましょう。
4.独学の道具:ブログ・YouTube・アプリの使い方

独学でボイストレーニングをするなら、下記の3ステップで進めましょう。
- 「4つの記事」を実践
- YouTubeでトレーニング
- ボイトレアプリ
それぞれ、具体的な独学方法を解説します。
STEP1. 「4つの記事」を実践
まずは当ブログで紹介した4つの記事をサクサク読んで、自分なりに実践してみてください。
延べ5万人以上を指導する中で導き出した「業界トップのノウハウ」を無料で学ぶことができます。
必読の4記事はコチラ。
1記事目
「身体を楽器にする」「呼吸法」「ナチュラルボイス」「ブレスアピール」「アクセント」「ビブラート」について学びます。
2記事目
ボイトレで必須の「高音」「ビブラート」「滑舌」を学びます。
3記事目
自宅で声が出せない場合は、「インナーマッスル」「ドッグブレス」「表情筋」「舌根」「リズム」を学びます。
4記事目
最後に、ボイトレを毎日続けるメニューを学べば完璧です。
「読むだけでは覚えられない…」と最初は苦戦するかもしれません。
まずは、大事なところだけをコピペして、自分なりの理論書を作り、常に持ち歩きましょう。
ボイトレに必要な全ての内容を網羅しているので、このブログのトレーニング内容を実践しましょう!
STEP2. YouTubeでトレーニング
理論書が完成したら、次はYouTubeで、声を出しながらトレーニングしましょう。動画での独学のコツは「YouTubeでボイトレ」の記事にまとめています。
動画では目と耳で、情報をインプットできるのでオススメです。
今回は私がプロデュースする「カラオケ大学YouTubeチャンネル」から動画をピックアップしました。
動画①
まずは、男女ともに比較的歌いやすい「マリーゴールド」を学びましょう。
母音、アクセント、裏声、こぶし、フォール、区切り、ディストーションが学べます。
動画②
次に初心者でもジャズが歌える講座に挑戦してみましょう。
一緒に歌うだけで、発音、ビブラート、リズム、抑揚、フェイクが学べます。
動画③
「カラオケが上手くなる3つのヒケツ」では、歌うまの簡単なコツが理解できます。
高音、歌詞の朗読、曲の構成の知識が学べます。
動画④
小学生でも出来るビブラートのやり方では、ビブラートを理解できます。
動画と一緒に、まねして歌うことで、段々とビブラートが、出来るようになります。
これ以外でもYouTubeには、ボイトレ動画がたくさんあるので、良いと思った動画を再生リストに加え、再生リストを自分のボイトレ教材としましょう。
自分の声がわからない、という意見もあると思います。その通りなので、スマホ等で録音して、何度も自分の声を確認しながら、行いましょう。
動画では目と耳で、情報をインプットできるので、YouTubeで声を出しながら学びましょう。
生徒さんの声は「ボイトレ体験談」の記事でも紹介しています。
STEP3. ボイトレアプリ
ボイトレアプリなら、自分の声を客観的に聴けますよ。
理論書が出来て、YouTubeで教材を作ったあとは、実践です。
ボイトレアプリで録音→再生→歌をチェック→良い部分を残して悪い部分を改善していきましょう。
特にオススメのアプリは「毎日ボイトレ」です。
自分の声を客観的に分析したいので、ボイトレアプリを使いましょう。

5.独学を続けるなら、この順番がいちばん近道
独学そのものを否定する必要はありません。ATOの生徒さんにも、レッスンの間は自宅で練習している方が大勢いらっしゃいます。大事なのは順番です。
- ステップ1:一度だけ、プロに「原因」を見立ててもらう(体験レッスンでも十分)
- ステップ2:自分に必要な練習を2〜3個にしぼって、自宅で1日5分続ける
- ステップ3:録音で変化を確かめ、行き詰まったら、また見立てをもらう
「最初の地図」さえあれば、独学の練習は迷わなくなります。地図なしで歩き続けるのが、いちばん時間のかかる方法です。
もっと伸ばしたい人の組み方

効率的にボイストレーニングしたいなら、独学+レッスンがオススメです、という話をします。
1ヶ月独学で準備
まずは、1ヶ月独学します。
なぜなら、投資へ向けて、最大限の準備が必要だからです。
- 理論書
- 教材
- アプリ
で知識も経験も積み、日々試行錯誤で日記をつけて、1か月後のレッスンへ向けて、最大限準備します。
先生に聴きたい事、課題曲の歌詞を覚えて、目的の明確化、レッスン終了後のゴールイメージも持ちます。
喉を壊してしまうリスクには耐えられない、という意見もあると思います。その通りなので、出来れば、15分ごとに休憩で、1日30分程度、喉が痛い、調子悪い日は、中止してください。
投資に向けて最大の準備のために1ヶ月程独学します。
3ヶ月~半年間プロのレッスン
1ヶ月の独学で、しっかり準備して、プロのボイトレレッスンを3ヶ月から半年間受講します。
基礎を全部吸収するためです。
ある程度歌えている人で3ヶ月、音痴克服であれば半年間で基礎を全部吸収し、自分で出来て、家族や友人に教えられるレベルまで、レッスンします。人に教えるという、アウトプット前提のインプットだと、成長が早いです。理論書も教材も、どんどん改善し、カラオケアプリでビフォー、アフターをしっかり分析し、磨きます。
レッスン受講時の心構え
- しっかり準備と予習をする
- 先生と最大限楽しくレッスンをする
- 録音録画して復習を徹底する
講師との相性がわからない、という意見もあると思います。その通りなので、ピンとこない場合は、ピンと来るまで、色々な先生を受けましょう。
自分で出来るように、基礎を全部吸収したいので、プロのボイトレを3~6ヶ月習いましょう。
独学メインで確認レッスン
その後は、独学をメインとして、ピンポイントで確認のためのレッスンを行います。
なぜなら、身体や環境は、常に変化していくからです。
私の周りのボイトレ講師も、プロ歌手も、月1回程度は、ボイトレを受けています。
何故かというと、自分だけではベストな状態が把握できない場合が多いからです。
ただ、趣味や上達を目標としている人は、数ヶ月に1回でも良いと思います。ピンポイントで、単発レッスンすることによって、新しい発見があり、歌が深まります。
もっとじっくりプロから学びたい、という意見もあると思います。その通りなので、自分の成長にあわせて、レッスンを最大限活用しましょう。
身体や環境は、常に変化していくので、独学をメインとして、ピンポイントで、確認のためのレッスンを行います。
6.独学と教室、どちらが向いている?
- 独学が向いている人:目的が「カラオケを楽しむ」で、喉の痛みもなく、練習そのものが楽しい人。まずは独学で十分です
- 一度プロに見てもらったほうがいい人:数か月独学しても変化を感じない人、練習すると喉が疲れる人、本番(結婚式・発表会・オーディション)の日が決まっている人、話し声(会議・プレゼン)の悩みを早く解決したい人
ATOのレッスンはすべてオンラインです。ご自宅の、ふだん練習している部屋のまま声を聞けるので、「自宅練習の続き」としてそのまま相談できます。料金は月4回16,500円(税込)(入会金5,500円。体験当日のご入会は0円)。教室ごとの料金の比べ方は「ボイトレの料金相場」の記事でまとめています。
先生に習うなら月に何回がよいか迷う方は、ボイトレの頻度の選び方をご覧ください。
独学が続かないときは、毎日3分から続ける練習の型を試してみてください。
どのくらいで変化を感じるかは、ボイトレの効果が出る時期の目安にまとめています。
よくある質問
- Q. ボイトレは独学でも上達しますか?
A. 上達します。ただし、自分の声の原因は自分の耳ではほとんど分からないため、原因に合わない練習を続けて伸び悩む方が多いです。最初に一度だけプロに原因を見立ててもらうと、独学の練習が迷わなくなります。
- Q. 独学の限界はどこですか?
A. 「なぜ出ないのか」という原因の特定です。練習の量は独学で積めますが、原因の見立ては外から声を聞く人がいないと難しい部分です。
- Q. 自宅でできるボイトレは何がいいですか?
A. 呼吸、ハミング、リップロールなどの基本練習と、スマホでの録音がおすすめです。毎日の組み方は「ボイトレの練習メニュー」(https://www.atono.co.jp/blog/voitore-menu/)にまとめています。
- Q. 独学で数か月続けても変わらないのはなぜですか?
A. 多くは「原因に合わない練習」「判断の基準があいまい」「喉が疲れるまで練習している」のどれかです。本文3章の3つを見直してみてください。
- Q. 独学と並行してレッスンを受けてもいいですか?
A. もちろんです。レッスンで見つかった自分のポイントを自宅で1日5分練習する方は、次のレッスンを前回の続きから始められます。
- Q. 体験レッスンでは何をしますか?
A. ATOの無料体験(オンライン・25分)では、話し声と歌声を聞いて、たーなー先生が声の原因を見立て、その場でできる改善と、自宅でやるべき練習をお伝えします。
まとめ:独学は「地図」を持ってから

- ボイトレは独学でも上達できる
- ただし、自分の声の原因は自分の耳では分からない
- 伸び悩む人が最初に直すべきは「同じメニュー」「出た/出ないの判断」「喉が疲れるまでの練習」の3つ
- 一度原因を知ってから独学すると、遠回りが減る
独学を続けるかどうかは、ご自身で決めて大丈夫です。その前に一度だけ、あなたの声の「原因」を知っておきませんか。ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導してきたたーなー先生が、25分の無料体験(オンライン・Zoom)で声を「100×100」の視点で分析し、自宅で続けるべき練習を2〜3個にしぼってお伝えします。体験の当日にご入会の場合、入会金5,500円が0円です(月4回16,500円(税込))。日程は、ご希望の日時を伺い、調整してご案内します。
自分の声の原因を知る(無料体験)体験だけで終わっても大丈夫です。無理な勧誘はしません。
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