この記事の答え
自分の声が聞こえないとき、原因の多くは「声が小さいこと」ではなく「聞こえ方」にあります。カラオケやライブでは伴奏とスピーカーの音に声が埋もれ、合唱では隣の声が大きく聞こえます。対処は、①自分の声のモニター(返し)とエコーを調整する、②練習で片方の耳を軽くふさいで自分の声を確かめる、③録音で「外から聞こえる声」を確認する、の3つです。
監修・執筆:たーなー先生(ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導)
1. なぜ自分の声は聞こえなくなるのか(3つの場面)
- カラオケ:伴奏とエコーが大きいと、自分の声が埋もれる。エコーを上げるほど、音程のずれに気づきにくくなる。
- ライブ・バンド:返し(モニタースピーカー)の音量が足りないと、自分の声が聞こえず、声を張り上げて喉を痛める。
- 合唱・ゴスペル:隣の人の声が大きいと、自分のパートが分からなくなる。大人数のときほど起こりやすい。
「歌っているときは気持ちよいのに、録音を聞くと音程がずれている」という悩みも、歌っている最中の聞こえ方と、外から聞こえる声が違うことが原因のひとつです。
2. 対処1:返しとエコーを決める(カラオケ・ライブ)
- カラオケ:エコーを少し下げ、伴奏の音量を自分の声が聞こえる位置まで下げる。マイクの持ち方はカラオケのマイクの持ち方へ。
- ライブ:リハーサルのときに、返しで自分の声が聞き取れる大きさになるよう頼む。バンドで声が埋もれるときの原因と練習はバンドで歌うと声が聞こえない・埋もれる原因にまとめています。
- イヤモニ(片耳)を使う場合:片耳だけ外して部屋の音も聞く。
3. 対処2:片耳を軽くふさぐ(練習の方法)
片手を耳のうしろに当てるか、軽く耳をふさぎながら歌うと、自分の声が大きく聞こえます。合唱で自分のパートを確かめたいときに役立つ練習です。ただし、本番でこの方法を使うと、外から聞こえる声との差が広がることがあるため、練習で「自分の声の高さの感覚」をつかむために使い、本番は返しの調整にまかせます。
4. 対処3:録音で「外から聞こえる声」を確かめる
スマホで1番だけ録音し、①歌っている最中の感覚、②録音で聞いた声、の2つを紙に書いて見比べます。音程がずれている場所に印をつけ、そこだけを小さい声でゆっくり歌い直します。毎回全部を聞き返さず、印の場所だけで十分です。音程の外れ方のタイプは音程が外れる原因、録音した声が違って聞こえる理由は録音した自分の声が違う理由をご覧ください。
聞こえにくさがふだんの会話でも続くときは、歌の練習ではなく耳鼻咽喉科に相談してください。
5. ひとりでは直しにくいとき
聞こえ方の癖は、自分では気づきにくいものです。ATOボーカルスクールのレッスンはオンラインのみで、講師は、たーなー先生、OLIVE先生、大場康司先生です。25分の無料体験では、声を聞いて「音程の外れ方がどのタイプか」を確かめることができます。料金は月4回16,500円(税込)、入会金5,500円(無料体験当日の入会は0円)です。
本番で聞こえ方を整えたいときは、オーディション前の準備もあわせてどうぞ。
よくある質問
- Q. カラオケのエコーは下げたほうがよいですか?
A. 自分の声が聞き取りにくいときは、少し下げて確かめるのがおすすめです。
- Q. 合唱で自分の声が聞こえません。
A. 練習では片耳を軽くふさいで確かめる方法があります。本番は指揮者やパートリーダーの指示に従ってください。
- Q. 録音を聞くと自分の声が嫌いです。
A. 外から聞こえる声は、歌っている最中と違って聞こえるのが普通です。
- Q. イヤホンで練習してもよいですか?
A. 片耳だけにして、部屋の音も聞くようにしてください。
- Q. オンラインのレッスンでも聞こえ方の相談はできますか?
A. できます。体験の中でご相談ください。
最終更新:2026年11月
